ナースの星 摂食嚥下障害者の食支援のありかた
昨年8月に発表された「日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類(学会分類)2021」は、以前の学会分類2013をバージョンアップした内容で、摂食嚥下障害に関わる多くの方が理解しておきたい内容となっています。特に学会分類2021 (とろみ)では、従来からのとろみの3段階を簡易的に測定する方法として、新たにシリンジ法が追加されました。
今回は東京大学医学部附属病院 摂食嚥下センター 准教授の上羽瑠美先生に「食を楽しむためのにおいと嚥下の知識」と題し、摂食嚥下障害の臨床ポイントと安全に食を楽しむためのとろみの知識についてご講義いただきました。
とろみに関しては最新のシリンジ法の活用による実演も交えて詳しくご解説いただきましたので、摂食嚥下障害の臨床に関わる多職種(看護師・管理栄養士・言語聴覚士・介護職など)の皆様に大変有意義な内容となっております。
講 師:東京大学 摂食嚥下センター/耳鼻咽喉科・頭頸部外科 センター長・准教授 上羽 瑠美 先生